It's a SportsWorld

熊野灘・熊野川でノボリ(サツキマス)や、熊野古道(熊野街道)の散策など、アウトドア「浜松オヤジ」のよもやま話

ヤマカカシとは何者だ!?

5月後半になりうら寒い日々続いていますが、油断して風邪などひいていませんか。

とは言うものの、もう6月。やたらヘビが目に付く今日この頃です。
長雨の合間に、弟子の荒木と裏山の池郷奥に愛車ジム二ーで散策に出かけると、あちらこちらでヘビがニョロニョロ。

ヤマカカシ最初は丸々と太ったマムシが。そして、ヤマカカシが登場。

あまり知られてはいないが、実はこのヤマカカシは日本最強の毒ヘビで、同じ毒の量ならマムシの4倍、もの強さがある。

ヤマカカシが毒ヘビと分かったのはわずか30年ほど前で、72年の岡山県・84年の愛知県の死亡事故あたりで、初めて毒ヘビだと認識された。

では、何故それまで毒ヘビだと分からなかったのか?

まず、マムシやハブほど攻撃的なヘビではないこともあるが、後牙類と言われるように毒牙が口の後ろにあること、さらに口が小さいため、普通に咬まれても毒が打ち込まれる危険が少ない。そんな理由で、ヤマカカシが毒ヘビとは分からなかったのだ。

裏山の池郷奥の風景以前、ある医療機関の知人からこんな話を聞かされた。足のかかとをヘビに咬まれたおじいちゃん、一晩おいて具合が悪くなり病院へと駆けつけた。

経験の浅いと言うか、毒ヘビのノウハウのない都会の医者は、点滴などで様子を見ていたが咬まれた箇所が紫色にはれ上がり、大慌て。

幸いこのおじいちゃんは一命をとりとめたが、血液凝固を妨げる特性の毒を持つのはヤマカカシで、アウトドアオヤジにはヤマカカシとすぐ分かった。
ドクターには今後の治療の参考に毒ヘビのイロハを提供した。

アウトドア活動では毒ヘビに遭遇するチャンスは多く、これくらいの知識は持っておきたい。

おやじこと浜松 光

ガイド:浜松 光(はままつ ひかる)

かつて、かの文豪(故)開高健氏にワームの達人とまで言わせた、スポーツワールドご意見番。紀伊半島のゲームフィッシングに精通し、熊野川のノボリ&シーバスガイドと熊野灘のソルトウォーターフィッシングガイドを担当する。また熊野古道語り部ガイドとしても活動し、総合的なアウトドア活動を皆様にプロデュースしている。

バックナンバー